更年期障害の諸症状

漢方による更年期対策

生理痛、冷え症、イライラ感、のぼせなど、西洋医学で<不定愁訴>と呼ばれるこれらの症状に悩んでいる女性は多いとされていて、国内では約800万人とも言われています。
このような更年期障害では、動悸や肩こり、腰痛といった個々の症状を抑えるには、西洋薬が効果的ですが、<更年期障害そのものの改善>となると、生薬や漢方薬のほうが適しています。
いわば、西洋薬のカバーできない範囲にも対応できるということが、最近とくに生薬や漢方の良さが再認識されている理由だと考えられています。

 

具体的な更年期障害に効果のある漢方薬は次の3つです。冷え症でめまい、耳鳴りがする方には、「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」。疲れやすくイライラや不安感などがある方には「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」。のぼせて足冷えする方のシミ・打ち身には「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」。この3つの漢方薬は、女性特有の症状に悩む方に的確に効果を発揮します。

 

ほかに、<冷え症><更年期のイライラ>に悩む方には、ビタミンEなどを配合した医薬品、<シミ>に悩む方には、ビタミンCやL-システイン配合のサプリメントなどもおすすめできます。

 

漢方薬で更年期対策

 

また、「つらい更年期の症状をすぐに抑えたい」という方には、ドリンクタイプの生薬内服液、もしくは、数多くの生薬をぎゅっと閉じ込めたティーバッグタイプで、昔ながらの伝統的な飲み方で生薬本来の効果が期待出来るものなども適しています。

 

最近は、日本の<伝統薬>や<漢方薬>を見直す動きが高まっていますが、その理由としては、生薬や漢方薬は、<効き目がおだやかで体にやさしいイメージがある><合成薬に対してより自然な薬を好む傾向が高まっていること>などがあるほかに、<西洋薬が対症療法的なのに対し、生薬や漢方薬は、体質を改善するなど、症状だけでなく大もとから改善していこうという考えに立っていること>などが挙げられます。

 

つらい更年期障害の諸症状には、ぜひ漢方薬の使用をおすすめします。